1924(大正13)年、「湯浅商店」として誕生した湯浅糸道工業。
2024(令和6)年、創業100周年。その経営と歴史を紡ぎ続けてきました。
湯浅糸道工業が創業から100年を迎えられたのは、「挑戦」と「誠実さ」をずっと紡ぎ続けてきた結果です。当社は創業当初より、大手企業も参入してこないニッチな「糸道(ヤーンガイド)の製造」という市場に目を向けて切り開き、自社ブランドにこだわり続けてきました。この特異な市場で独自の技術を開発し、国内外に広く販路を築いてきたことが、今日でも他社の追随を許さない「オンリーワン企業」としての地位を確立できた理由です。
また湯浅糸道工業の100年は、「調和」という社是に共感し、共に歩んできた社員みんなのおかげでもあります。私たちは常にお客様の声に耳を傾け、現場のニーズに応える製品開発を続けてきました。
そして自社の生産工場の設立にも積極的に投資し、時代に求められる製品を次々と世に送り出してきました。真面目で誠実であること、そして挑戦する姿勢。このマインドこそが、湯浅糸道工業の100年を支え、成長させてきた原動力です。
自社ブランドと仲間で果たす「堅実経営」
湯浅糸道工業の「堅実経営」は、ちょっとやそっとのことでは揺らぎません。リーマン・ショックやコロナ禍といった、日本経済に甚大な影響を及ぼした出来事があっても、私たちは必ずリカバリーし、新たな道を切り拓いてきました。 その背景には、長年こだわり続けてきた、自社ブランドを支える有効で幅広い販路を確保してきたことがあります。そして、諦めることなく、真面目にコツコツとモノづくりを続けてきた社員みんなの人間力こそが、この「堅実経営」を支えてきたのです。
「糸道」が無いと世の中が不便に?
湯浅糸道が製造する「糸道」とは?
当社が製造する「糸道(ヤーンガイド)」とは、文字通り「糸が通る道」を意味します。つまり、糸が走行する際に接触する部分の製品を、私たちは造っています。この「糸道」は、私たちの日常生活に欠かせない「衣食住」に関わる糸(繊維)の製造工程で使用され、様々な分野で重要な役割を果たしています。
例えば、生地(テキスタイル)を製造するための「織機」や、糸を紡ぐ「紡績機」など、糸が通る様々な設備に広く使用されています。また、同じような形状を持つワイヤー(電線)も、糸と同様に製造工程で糸道が必要とされています。電線やケーブルの製造工程、さらには、自動車や飛行機の部品の製造工程でも湯浅糸道工業の製品は活躍しているのです。
このように、当社の「糸道」は、多くの身近な製品の製造に深く関わっています。私たちの生活を便利に、そして豊かにしてくれる、とても大切な存在といえるでしょう。
歴史が紡ぐ、湯浅糸道の海外販売網
湯浅糸道工業は、日本で唯一、セラミックス・金属・樹脂を複合した糸道(ヤーンガイド)や装置類を手掛けるトータルメーカーです。国内の大手繊維・電線機械メーカーだけでなく、世界17カ国ものお客様と取引を行っており、世界各地に広がる販売網を築いています。この広範な販売網を構築できたのは、私たちの先輩方が果敢に「挑戦」を続けてきたからに他なりません。
1960年代、合成繊維がまだ黎明期にあった台湾や韓国に向けて、大胆にも輸出事業を開始しました。
1970年代後半には、ヨーロッパやアメリカに現地代理店を設けることで、販路をさらに拡大しました。日本初の「繊維機械国際専門見本市」への出展を皮切りに、多くの展示会出展を重ねることで、海外の新規顧客との人脈を積極的に築いていきました。
現在、私たちに課せられた使命は、先人たちが築き上げたこの世界的な販売網をさらに拡大していくことです。毎年、海外出張を重ね、海外の展示会でも当社の製品を広くアピールし、販売網のさらなる拡大に努めています。
会社概要
社名 | 湯浅糸道工業株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 湯浅 滋 |
創業 | 1924年8月1日 |
創立 | 1963年3月5日 |
社員数 | 73名(2024年9月30日現在) |
拠点 |
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主要取引先 ※順不同・敬称略 |
津田駒工業株式会社 / 東レ株式会社 / 株式会社豊田自動織機 / TMTマシナリー株式会社 / NITTOKU株式会社 / ユニ・チャームプロダクツ株式会社 / 花王株式会社 / 株式会社ブリヂストン / 横浜ゴム株式会社 / ぺんてる株式会社 / YKK株式会社 / ユニチカ株式会社 / 住友電装株式会社 / 帝人株式会社 / ヨネックス株式会社 / 東洋紡株式会社 / エリエールプロダクト株式会社 |
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湯浅糸道工業㈱は、次の100年に向け、共に会社の発展に取り組んでくれる仲間を募集しています。
安心して働ける環境を整え、皆さんをお待ちしています。