育児休暇を取得した3人が語る、
葛藤・感謝・そして復帰後について

育休取得のきっかけ、不安や迷い、実際の育児中の暮らし、そして職場復帰の現実──。
育児休暇を経験した3人が、それぞれの立場から素直な想いを語ります。
これから育休を考えている方、仕事と家庭の両立に不安を感じている方に、きっと参考になるトークです。

  • 業務課

    育休取得日:2023.9.26
    職場復帰:2025.5.1

    L.K

  • 製造2課

    育休取得日:2022.2.7
    職場復帰:2022.3.7

    H.N

  • 品質管理課

    1回目:2015.12.26~2017.4.17
    2,3回目:2020.8.14~2024.4.24

    K.M

Talk
Topics

まずは簡単に自己紹介をお願いします。
あわせて、育休を取得した時期と期間も教えてください。

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

育休ってどう取るの?手探りで決めた“1か月”の選択

製造2課で、金属のホーニング加工を担当しています。
育児休暇は、2022年の2月から1か月間取得しました。

実は当時、男性で育休を取った先輩がいるという話も知らなくて、自分が初めてじゃないかってくらいの感覚でした。だから本当に何もわからなかったんです。最初は、総務部の野垣部長に「どうやって取るんですか?」って相談したのが始まりでしたね。
期間についても全然イメージが湧かなくて、家で妻と相談しながら「1年取ってほしい」とか「半年がいいんじゃないか」とか、いろいろ話したんですけど…正直、1年も休んだら社会復帰できる自信がなかったんですよね。
最終的には妻の希望も尊重しつつ、自分の気持ちも整理して、1か月に落ち着いた感じです。

K.M

品質管理課

1回目:2015.12.26~2017.4.172,3回目:2020.8.14~2024.4.24

社内初の育休取得。迷いながら選んだ“育児への専念”

品質管理課で、金属製品の検査を担当しています。
育児休暇は、長女のときが2015年の12月から2017年の4月までで、これが1回目ですね。そして、二人目・三人目のときは連続でお休みをいただいたので、合わせて、2020年の8月から2024年の4月まで取得しました。

私が育休を取ったのは、たぶん社内で初めてだったと思います。会社としても前例がなかったので、私もまずは総務の野垣部長に相談させてもらって…そこからいろいろ調べていただいたり、手続きの面でもすごくお世話になりました。

1年休むって、やはり不安なんですよね。さっきH.N君も言ってましたけど、浦島太郎みたいに、復帰したら仕事覚えていられるのかな?とか、ちゃんと元の場所に戻れるのかな?とか、そういう不安は正直ありました。
夫とはそこまで深く話し合った記憶はないんですけど、「まあ、決まった期間はしっかり育児に専念すればいいか」って、そんなふうに思ってましたね。

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

復帰できるか不安だった。迷いながら進んだ育休の道

育児休暇は2023年の9月からスタートし、今年、2025年の5月に復帰したばかりです。

私も初めての経験だったので、正直わからないことだらけで…。とりあえず夫と相談して、休みを取る方向で進めました。今思えば、K.Mさんも言っていたように、「周りに迷惑をかけてしまうかも」という気持ちはやっぱりありましたね。産休・育休に入って、いざ職場に戻ってみて、自分がちゃんと仕事できるのかどうか…そこがすごく不安でした。

Talk
Topics

育休を取るとき、不安や迷いはありましたか?
また、育休に入る前の引き継ぎや、職場とのやりとりは?

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

「やってみたら?」職場の後押しで踏み出せた!

僕の場合も、最初は直属の上司に相談しました。でも全然嫌な反応とかはされなかったですよ。確かそのとき、周りの方々も「男性で育休の例はないけど、やってみたら?」っていう、結構前向きな雰囲気でしたね。

引き継ぎに関しては、僕は幸運だったのかもしれません。製造1課に配属されてまだ2年くらいで、当時は先輩たちから仕事をもらいながら進めている段階だったんです。だから、自分がいなくなっても業務が完全に止まるということはなかったです。部署の皆さんはそれぞれちゃんと仕事ができる方ばかりでしたし、そういう意味では大きな混乱にはならなかったと思います。

実際には、上司が部署内でうまく業務を再配分してくれて、自分から「この仕事お願いします」と個別に頼むこともありませんでした。周りの方々が自然に引き受けてくれて…本当にありがたかったですね。

K.M

品質管理課

1回目:2015.12.26~2017.4.172,3回目:2020.8.14~2024.4.24

突然の在宅勤務も、みんなの支えで乗り越えた日々

私もまずは、直属の上司に報告しました。その後、上司から品質管理課のみんなに伝えてもらったと思います。
うちの課は、基本的には全員が同じような業務をしています。もちろん、検査する製品の種類にそれぞれ違いはありますけど、自分の業務も、自然に他の人に割り振ってもらえた形でした。だから、これといった大きな引き継ぎはなかったと思います。

それに、第2子のときはちょうどコロナ禍だったんです。妊婦は重症化リスクが高いと言われていたので、会社の配慮で在宅勤務に切り替えてくれました。会社から拡大鏡などの検査機器を自宅に持ち帰らせてもらって、家で検査作業をしていました。

 

実はその時、妊娠してすぐに体調面で自宅安静を言い渡されていて、健診に行ったその日から「明日から出社はダメです」と急に言われました。コロナと安静のタイミングが重なってしまい、そこから急に会社に行けなくなって…そのままお休みに入って、1年以上ずっと家で過ごす形になりました。

在宅ワーク中は、わからないことがあれば出社している方と電話などでやり取りしていましたし、コロナが少し落ち着いたタイミングや、産後に会社に顔を出したときに、わからないことを直接聞いたりもしていましたね。

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

妻の大変さを、今さらながら痛感してます…!

めっちゃ大変でしたね!僕のときとは全然状況が違いますね。
うちの妻も、一時期は安静が必要って言われていたんですけど、やはり僕は本人じゃないから…今聞いて改めて「すみません」っていう気持ちになります(笑)。

でもほんと、K.Mさんの話を聞いて、妻も相当大変だったんだなと、改めて感じました。出産って何があるかわからないし、本当に急に色々変わりますよね
L.Kさんはその点、どうでしたか?

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

「感謝」に支えられた引き継ぎ期間

私が当時担当していたのは主に出荷業務だったんですが、育休に入る前には、直属の主任が中心となって、同じ業務を担当していた方々に少しずつ引き継いでいってくれました。いきなり全部お任せするという感じではなく、徐々に引き継ぎながらサポートに回る、という形でしたね。
主任をはじめ、当時のメンバーが柔軟に体制を整えてくれたので、業務は滞りなく進みました。それに、妊娠初期は体調がすぐれない日も多くて、頻繁にお休みをいただいていました。そのたびに主任が代わりに業務を対応してくれて…振り返ると、たくさん迷惑をかけてしまったかもしれません。

やはり、少なからず皆さんに負担をかけてしまっていたと思うので、そのときは「申し訳ないな」という気持ちが強かったですね。
でも、私の育休中に業務課にも新人の方が入っていて、主任ともうまく連携しながら、問題なく業務が回っていたようでした。

Talk
Topics

育休中はどんなふうに過ごしていましたか?

K.M

品質管理課

1回目:2015.12.26~2017.4.172,3回目:2020.8.14~2024.4.24

初めての育児、誰かと話したくてたまらなかった日々…

1人目のときは、とにかく初めての育児で…もう毎日がいっぱいいっぱいでしたね。寝不足もこれまでに経験したことがないレベルで、本当に大変でした。

出産前は、「子どもが生まれたら、支援センターとか育児教室みたいなところに行くのかな~」なんてぼんやり考えていたんですけど、実際はそんな余裕なんてまったくなくて(笑)。結局、ほとんど家の中で子どもと過ごしていた気がします。
夫は営業職だったので帰りも遅く、大体子どもが寝た頃に帰ってくるような感じで、朝から晩までずっと子どもと2人きり、という毎日でしたね。

一番辛かったのは、やはり大人と会話する機会がないことでしたね。子どもはまだ話せないし、1日が終わって「今日、誰ともちゃんと喋ってないな…」って気づくと、どっと寂しさが来るというか。「誰かと話したい!」って気持ちが日に日に強くなっていきました。

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

す、すごくわかります…!

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

毎日ひとりで子育て…どう乗り越えてたの?

いや~、それ聞いてると本当に大変だったんだなって…。

ところで、周りの友達とかはどんな感じでしたか?いわゆる“ママ友”みたいな人たちとは会ったりしてたんですか?
あとは、ご両親とかに電話したりして、ちょっと話す機会をつくったりとか…?

K.M

品質管理課

1回目:2015.12.26~2017.4.172,3回目:2020.8.14~2024.4.24

育児は慣れても、毎日は想像以上にめまぐるしい

地元の友達はいたんですけど、やはり平日の昼間ってなかなか時間が合わないんですよね。結局、平日週5日は、ずっと子どもと2人きり、という日が続いてました。
“ママ友”も、公園デビューとか、自分から子育て支援センターや児童館に行ったりしないとなかなかできないもので…私はそういうのにあまり出なかったので、結局、友達もできずに、家で子どもとずっと過ごしてました。

でも、たまに会社に顔を出したときなんかに、仲間の誰かと少しおしゃべりできるだけで、ものすごく嬉しくて!その時間が自分にとってすごく新鮮だったんですよね。

 

2人目・3人目のときは、夫が転職して、夜は少し早く帰ってきてくれるようになり、お風呂の時間には間に合うようになりました。少しはサポートしてもらえるようになったんですけど…。
それでも、夕方まで3人を一人で見るって、本当に大変で…その日のことを覚えてないくらい、目まぐるしい毎日でした(笑)。

例えば長女は保育園に行ってたんですけど、育休中は時短でしか預かってもらえなくて、午後4時頃の早お迎えでした。長男が生まれたときには長女はもう小学生だったので、自分で帰ってこれるようになってましたが、結局、真ん中と下の子を一人で見る時間は長くて。

育児の流れは1人目である程度わかっていたので、気持ち的にはちょっと余裕が出てきたところもありました。でも、それが2倍、3倍になると、やはり大変すぎて…。それでも2人目以降は、少しお散歩に出かけたりする余裕もあったように思います。忙しさは倍以上でしたけど、少しずつ“慣れ”もあったのかなって思いますね。

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

誰とも話さない日々、日本語も忘れそうだった

私の場合も、本当に毎日があっという間で…娘の世話ばかりしていた気がします。それに、私の両親はベトナムに住んでいるので、なかなか気軽にコミュニケーションがとれなくて。K.Mさんと同じで、大人と話す機会がまったくない日々でした。

なんだか、日本語もだんだん忘れてしまいそうで…。実際、1年以上のあいだ、日本語をちゃんと話す機会って、病院に行くときくらいしかなかったかもしれません。

夫も仕事の帰りが遅くて、夜にならないと帰ってこないので、日中はずっと娘と2人きり。夫の家族もベトナムにいるので、頼れる人がすぐそばにいないのが、やはり少し心細かったですね。

ただ、出産前には夫のお母さんが2カ月ほど日本に来てくれていたんです。そのときはすごく助かりました。あと当時、妹が日本に住んでいたので、気持ち的には少し安心できましたね。たまにお昼ご飯を一緒に食べに行ったりもしたんですが、彼女も仕事があったので、そう頻繁には会えませんでした。

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

夫婦で支え合えた1ヶ月。それでも1人の大変さを思う

そうなんですよね…お二人の話を聞いていると、男の僕としては本当に頭が下がる思いです。
僕の場合は、1ヶ月間の育休を取らせてもらったんですが、ちょうどその期間は妻も育休中だったので、2人で協力して育児ができました。今思えば、本当に余裕があったと思います。いわば“2馬力”で動けたことで、負担も分散できていたんですよね。

その1ヶ月間は、夜の面倒は全部自分が見るっていうふうに決めてたんですけど、よく「夜泣きで大変だよ」って言われるじゃないですか。でも実際は、もう1人起きてる人がいるわけだから、「じゃあ僕は朝起きてから寝ればいいや」っていう感じで、結構うまく分担できました。

 

もともと僕は、子どもに対して苦手意識があったので、育休に入る前に“知識武装”していました。どんなことが起こるか、ある程度は想定してたというか。だから、想像を超えるような「うわ、無理だ…」みたいなことはなかったです。もちろん、子どもによって個性は違うと思いますけどね。
ただ、僕の育休が終わって職場に復帰してからは、妻はかなり大変だっただろうなって思います。やはり、1人で見るっていうのは、それだけで全然違いますから…。

Talk
Topics

職場に復帰したとき、スムーズに仕事に戻れましたか?

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

焦らず、無理せず。復帰を支えてくれた職場の声

復帰したときのことって、ちょっと記憶が曖昧な部分もあるんですけど…休みに入る前から、自分の業務の流れややり方をメモに残しておきました。だからまずは、それを見ながら「とりあえずこれ通りにやってみよう」って感じで、仕事に戻っていきました。
あと、育休中はどうしても生活リズムが崩れがちなので、復帰直前は夜中に起きてても、朝はなるべく出社する時間に合わせて起きるようにして、あらかじめリズムは整えておきました。

復帰初日には、上司をはじめ周りのみんなが「まずはリハビリからいこう」って言ってくれて。最初はシンプルな作業から始めて、徐々にいつもの流れを思い出していった感じです。周囲のサポートもあって、自然に仕事モードに戻れていった気がします。
なので、正直めちゃくちゃ大変だった…という記憶はあまりないですね。
K.Mさんはどうでした?

K.M

品質管理課

1回目:2015.12.26~2017.4.172,3回目:2020.8.14~2024.4.24

4年ぶりの職場。でも手が覚えていた、仕事の感覚

私は1回目の復帰初日がちょうど1年ぶりくらいだったんですけど、もう本当に、みなさんが温かく迎えてくれて…あのときはすごく救われた記憶があります。本当に優しい方ばかりで、すごくありがたかったです。

また、連続で取得した2回目、3回目の復帰時は、4年もの間休んでいたんですが、その時もみなさん優しく迎え入れてくれて…。
とはいえ、復帰してみると人員配置が変わっていて最初はちょっとついていけない部分も正直ありました。でも、わからないことは周りの方に聞きながら、少しずつ慣れていきましたね。

検査業務に関しては、身体がなんとなく覚えていたというか、手の動きが残っていました。特に私は、第二子・第三子の育休を連続で取っていたので、トータルで4年くらい…まさに“浦島太郎”状態でした(笑)。さすがに以前のようなスピードではできなかったですけど、感覚を思い出しながら徐々に取り戻していった感じです。
あと、私が休んでいる間に検査の基準が少し変わっている部分もあったので、そこは周りと摺合せしながら、ひたすら実務で慣れていくっていう日々でしたね。

でもL.Kさんは、復帰後は営業事務としてのスタートでしたよね?そのあたり、どうでしたか?

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

初めての仕事に戸惑っても、支えてくれる人がいた

やはり仕事自体は同じお得意様でも営業と業務ではかかわる部分が違うので、復帰初日は、もう本当に「入社日か!」っていうくらい緊張してました(笑)。
最初のうちは毎日が不安だらけで…。でも、K.Mさんも話していたように、私も周りの方々にすごくサポートしてもらい、少しずつ慣れてきました。

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

別部署での復帰、実際どうだった?

その復帰した直後から、新しい分野でのお仕事っていうのは、L.Kさん的にはよかったんですか?
業務課に戻って、思い出しながら仕事をやるよりも、営業事務での復帰のほうが良かったなって感じました?

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

不安もあった。今は“心機一転”で前向きに

うーん…そうですね。業務課だったら、もちろん忘れていることも多いと思いますが、やっていくうちに「あ、そうそう、こうだったな」って感覚が戻ってくると思います。逆に、営業事務の仕事は完全にゼロからのスタートなので…。

でも、前に業務課で身に付けた知識が、今すごく活きてるなって感じる場面も多いです。たとえば、お得意様ごとの納期感だったり、書類関連の扱い方だったり…業務課で特に気をつけて見ていた部分なので、比較的スムーズに入っていくことが出来ました。

いろんな部署の仕事を知ることで今後、もっと広い視野で仕事に取り組めると思うんです。
なので、今は“心機一転!”というモチベーションでやれていますよ。

Talk
Topics

あらためて、育休を取ってよかったと思うことは何ですか?

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

わずか1ヶ月でも、かけがえのない時間

まず、職場で「男性でも育休が取れるんだ」って自分自身が実感できたこと、それがけっこう大きかったですね。

家庭の面で言えば、僕は1ヶ月しか取ってないので、正直、妻と比べたら育児の大変さってそこまで分かってないほうだと思ってます。でも、妻からは「1ヶ月だけでも本当に助かった」って言われましたし、あとから妻のママ友さんたちにも「旦那さんが育休を取ってくれたって、すごくいいことだよね」って言われたそうなんですよ。

自分自身も、その1ヶ月間ずっと子どものそばにいられて、成長を間近で見られたのは、本当に貴重な経験でした。

K.M

品質管理課

1回目:2015.12.26~2017.4.172,3回目:2020.8.14~2024.4.24

育休中に気づいた、“働くこと”の大切さ

うんうん、本当そうですよね。産後の1ヶ月って一番大変な時期だから、そこに旦那さんが一緒にいてくれるっていうのは、本当に心強いと思います。少しでも代わってもらえる人がいると、全然違いますからね。

私自身も、育休を取ったことで、子どもの成長を間近で感じられたことは本当に大きかったです。ただ子どもと2人きりで、同じ空間で24時間過ごすのは大変です。とにかく休まる時間がないんですよね。

そんな中で一番強く感じたのが、「社会とつながっていたい」っていう気持ちでした。例えば毎朝、窓から通勤する人を見ていたり、お昼のテレビを見ながら「私、毎日家で何やってるんだろう…」って思ったりしてた時期もあって…。
やはり誰かと接していたい、人と関わっていたいっていう気持ちが強くなりました。

育休中にそういうことを改めて考えたことで、「私にとって仕事は、すごく大切なものなんだな」って実感できました。実際に職場に戻ってみると、自分の時間も持てるし、リフレッシュもできる。もちろん忙しさは増えますけど、保育園に送ったあとなどに、ふっと1人になれる時間ができるのは大きかったですね。

忙しい中でも、私は育休を取って本当によかったって、心から思ってます。

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

赤ちゃんの一瞬の成長を、そばで見守れた幸せ

私も一番よかったと思うのは、娘の成長する姿を、すぐそばで見守れたことですね。

赤ちゃんの時期って、本当に一瞬しかないですよね。寝返りしたり、笑ったり、初めて声を出して笑ったり…。大変なこともたくさんありましたけど、その姿を見るだけで、「ああ、なんでも頑張れるな」って思えたんです。

Talk
Topics

今後、育休の取得を考えている方に伝えたいことはありますか?

H.N

製造2課

育休取得日:2022.2.7職場復帰:2022.3.7

育休は1人じゃ取れない。だからこそ“相談”が大事

同じ会社の中でも部署によって状況って全然違うと思うんですよね。
だから、本人が取りたいと思っても、周りの理解や配慮がなければ、なかなか難しいというのが現実かなと。そういう意味でも、僕は本当に周りの方たちに恵まれていて、感謝しています。

これから育休を考える方には、「とにかく周囲とよく相談してほしい」って伝えたいですね。育休の取得だけじゃなくて、その後の復帰のことまで、あらかじめ話し合っておけると、お互いにとっても、すごく良い形になるんじゃないかなと思います。

K.M

品質管理課

1回目:2015.12.26~2017.4.172,3回目:2020.8.14~2024.4.24

制度も整ってきた今こそ、安心して踏み出してほしい

そうですよね、まずは会社に相談することが大事だと思います。
私もそうでしたけど、周りの方にはすごく助けられました。制度として「育休」はちゃんとありますし、上司に相談して取れる環境があるなら、取ったほうがいいと思います。
もちろん、経済的な不安はあるかもしれません。でも、育児休業給付金出産育児一時金など、実はいろんな手当が出るんですよ。

私自身、一人目のときよりも制度が整ってきてるなって実感がありますし、きちんと申請すればサポートも受けられます。
だから、「取ってみたい」と思ったら、安心して踏み出してほしいなって思いますね。

L.K

業務課

育休取得日:2023.9.26職場復帰:2025.5.1

一人で抱えずに、まずは誰かに相談してみて

私も妊娠したときは、正直、育休を取るべきかどうか、すごく悩みました。「どうしようかな…」って迷っていた時期もありました。
でも実際に育休を取ってみて、皆さんが本当に温かくサポートしてくれたことが、とても嬉しくて…。その経験を通じて、より一層「この会社を大切にしたい」って、強く感じるようになったと思います。

だから、もしこれから育休を取るかどうかで迷っている方がいたら、まずは一人で抱え込まずに、誰かに相談してみてほしいです。

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