湯浅糸道を知ったきっかけは?

現在、湯浅糸道の製造課で働いている同じベトナム出身の友人から紹介を受けたのが、入社のきっかけです。
私は日本に来て7年になりますが、その友人とは来日して間もない頃、約1年半同じ会社で働いていました。その後はコロナの影響などもあり、別々の会社や派遣先に勤めることになりましたが、交流はずっと続いていました。

今年のお正月、その友人から「湯浅糸道が人を募集してるよ」と教えてもらいました。友人は「一緒に働く仲間が本当に優しい!」「工場内が清潔でとてもきれい!」と会社の良さを何度も嬉しそうに話してくれて!私もぜひ働きたいと思うようになり、面接を受け、内定をいただきました。

3月に、1か月ほどベトナムに帰国したいという希望を会社に相談したところ、柔軟に対応していただき、気持ちを新たに4月から品質管理課で働いています。

会社の雰囲気はどうですか?

面接は、私ひとりに対して社長をはじめ、6人ほどの方が面接官として並んでいて、とても緊張しました(笑)。でも、皆さんとても和やかに話しかけてくださいましたし、特に印象的だったのは、私の日本語がうまく伝わらなかったときも、しっかり理解しようと何度も聞き返してくださったことです。
逆に私が理解できないときは、ゆっくり丁寧に説明してくださり、終始私のペースに合わせていただけたことが心に残っています。

品質管理課に配属されてから5か月が経ちました。少しずつ仕事にも慣れてきましたが、製品の種類がとても多く、まだまだわからないことがたくさんあります。不良の出方や欠け(クラック)の具合もそれぞれ違いますし、同じ不良でもサイズが変わると状況も変わってきます。

悩むことも多いですが、それでも一番ありがたいのは、わからないことがあればすぐに先輩に相談できる環境があることです!先輩方はいつも丁寧に話を聞いてくださり、製品ごとの特徴や不良の現れ方を一つひとつわかりやすく教えてくだいます。

毎日、適度な緊張感と安心感の両方に包まれながら仕事に取り組めているのが、とても心強いですね。

日本とベトナムとの違いは?

母国ベトナムでは大学を卒業したあと、半年ほど大手グローバル企業の工場で働いていました。携帯電話の外観検査を担当していて、特定のラインでの検査作業が中心でしたね。

ベトナムの職場は、例えばある工程でスケジュールに遅れが出た場合、チーム全体が臨機応変に対応しながらも、その遅れに合わせることもありました。それに対して日本では「時間とルールをきっちり守って、計画通りに進める」ことがとても重視されていると思います。
日本に来る前からそういった「厳格さ」は耳にしていましたが、実際に働いてみて「本当にその通りだ!」と感じました。私にとってはそれが一番印象的な違いでしたが、今では、それがきっと、お客様からの信頼につながっているのだと理解しています。

この違いは仕事だけではなく、私生活でも同じです。ベトナムだと友人との約束の時間に少しくらい遅れても「まあ大丈夫」で済むことが多いですが、日本だと怒られてしまいます(笑)。なので湯浅糸道の面接を受けるときは、「絶対に遅れないように!」と念には念を押して、かなり早めに到着したことを覚えています。

でも、対人関係そのものはベトナムでも日本でも同じで、みんな基本的に優しいんです。その点は変わらないので、職場でも私生活でも安心して過ごせています。

私の成長エピソード

この5か月間の業務を通して一番学んだことは、品質管理の仕事においては「チームワークがとても大切」ということです。

例えば、ある特定のセラミック製品の検査業務を進める際に、「この製品はこういう欠け(クラック)が出やすい」といった情報をチーム全体で共有します。先輩の経験や、検査員が実際に見つけた事例を前もって伝え合うことで、自然と自分の判断力も上がり、その結果、検査のスピードも速くなっていくのです。

検査作業自体は一人ひとりで行いますが、そのように仲間と情報を共有しているからこそ、精度の高い判断ができ、品質向上につながります。そうした積み重ねが自分自身の成長にも、そして湯浅糸道工業の製品品質のレベルアップにも直結していると実感しています。

コミュニケーションがしっかり取れる職場だからこそ、チームワークが力を発揮していると思います。

1日のスケジュール

8 : 00

出社

私は電車とバスで通勤しています。バスは日によって到着時間が少し前後することもあるので、余裕をもって家を出るようにしています。

8 : 30

朝礼

朝礼では、まず品質管理課のスローガンをみんなで復唱します。そのあと、係長や課員からのお知らせがあれば、その場でチーム全体に共有されます。

8 : 40

セラミック製品の検査業務

11 : 00

製品の仕分け作業

今は8月からOJT研修の一環として、業務課から品質管理課に回ってきた製品の仕分け作業も行います。例えば、各製品の納期や在庫状況を確認し、在庫がない場合は優先的に検査を行い、それ以外はその後検査を行うので、それの仕分け作業を行っています。

11 : 30

金属製品の検査業務

普段はセラミック製品の検査が中心ですが、OJT研修中のため、一定の時間は金属製品の検査業務にも取り組むようにしています。

12 : 00

昼休み

お昼の時間は食堂で過ごしています。お弁当を持ってきて、同じベトナム出身の社員と話をしながら食事をすることも多く、和やかな雰囲気でリラックスできるひとときです。

12 : 50

セラミック製品の検査業務

15 : 00

休憩

15 : 10

セラミック製品の検査業務

通常業務ではセラミック製品、OJT研修では主に金属製品の検査を担当していますが、顕微鏡を使ってより微細で複雑な製品の検査業務にも取り組む予定です。

16 : 00

製品の仕分け作業

一日中の集中した検査業務は体力も使いますが、その日の検査個数を振り返り、より多くこなせているとやはり嬉しくなります。最初のころは1日で100個ほどでしたが、今では300個、時には1000個とこなせるようになりました。
成果や成長が数字として見えるのは、大きな励みになっています。

16 : 30

セラミック製品の検査業務

17 : 00

パソコン入力

セラミック製品の検査業務後、パソコン入力をします。

17 : 40

退社

ENTRY

湯浅糸道工業㈱は、次の100年に向け、共に会社の発展に取り組んでくれる仲間を募集しています。
安心して働ける環境を整え、皆さんをお待ちしています。