業務内容を教えて下さい。

私は製造2課で、主にセンタレス研磨という作業を担当しています。研磨と聞くと、ただ削るだけの作業をイメージするかもしれませんが、実はその前の「機械の調整」がとても重要です。
センタレス研磨は、回転する砥石の間に丸棒を通して、表面を削っていく工程ですが、製品によって長さや太さ、材質がまったく違うので、そのたびに機械に取り付ける部品を選びます。しかも、削る量は極小の製品だと0.001ミリ単位で調整が必要になることもあります。また、長い製品だと、削り始めと削り終わりでわずかに精度がズレたり、素材が反っていると均一に削るのが難しいことがあります。厄介なことに、湿度や温度の変化で機械の動きが微妙に変わってしまうことで、「0.1ミリ削るつもりが0.2ミリ削れてしまった!」ということもあります。

働く先輩たちの製造2課社員の写真

機械を自分の思いどおりに動かすことが何より大切ですが、うまくいかない日も多く、正直、凹むこともありますが、それでも負けずに頑張っています。それに、近くで支えてくれる先輩方がいてくれること、そして何より「モノづくり」が好きだから、少しずつでも成長し、会社の力になれるよう自分のスキルも磨き続けていきたいと思っています。

仕事でのやりがいは?

センタレス研磨では、特に細長い製品が多く、1本の製品を研磨し終わるまでに時間がかかることもあります。でも、機械の調整がうまくいき、思いどおりに進んだ時は想定以上に作業が早く終わります。さらに品質もばっちり仕上がった! そんな時は、もう本当に嬉しいです。品質はもちろんのこと、時短もできた時は「やった!」と心の中でガッツポーズです。

この仕事のやりがいとは、自分のパートナーともいえる機械を一から自分でセットし、研磨用の部品の組み合わせも考えて、自分の手で仕上げていくところにあります。そして、うまく製品が出来上がった時は、なんともいえない達成感があります。特に、先輩から「うまくできたじゃん!」と褒められた時には、本当にモチベーションが上がりました。
自分の仕事を認めてもらえたと感じる瞬間が、この仕事の一番のやりがいですし、改めてモノづくりが好きだなと思います!

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職場の雰囲気は?

私が担当する職場では、2名の先輩と仕事を進めています。直属の上司とは20歳以上、歳が離れていますが、入社当初から丁寧に教えてくれています。例えば、機械の調整がうまくいかない時や、研磨中にトラブルが発生した時でも、すぐに駆けつけてくれます。新しい機械を初めて担当した時も、1から10まできちんと教えてくれたことをよく覚えています。その後は、あえて少し距離を置いて見守ってくれるので、責任を持って自分でやり遂げる力が身に付いてきたと感じています。先輩方が「一人前の機械オペレーターに育て上げよう」という気持ちで指導してくれているのが伝わってきて、とても嬉しいです。

休憩中や仕事の合間には、先輩と冗談を交わしたり雑談をすることもあり、本当に居心地の良い職場だと感じています。きっと、この雰囲気は私だけでなく、みんなが感じていることだと思いますよ。

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私の成長エピソード

私が入社して2年半が経ち、今ではセンタレス研磨、万能研削盤、切断機の三つの機械を1人で担当できるようになりました。この成長は先輩方のサポートのおかげです。
入社してすぐ、一つの機械を任されて、ひたすらそれに集中して取り組めたことが大きかったと思います。最初は失敗ばかりで、悩むことも多かったんですが、先輩からアドバイスをもらいながら何度もやり直して、自分なりに考えながら進めるうちに、少しずつコツをつかんできた感じです。機械のクセとか、季節によって微妙に変わる動きにも気づけるようになって、徐々にですが、機械のことを深く理解できるようになってきました。自分の手で製品を送り出せるようになったのは先輩の教育のおかげです。

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一つの機械をしっかり使いこなせるようになると、次の機械も任せてもらえる。この繰り返しで、スキルと自信を付けることができました。本当に感謝していますし、もし私にも後輩ができた時は、同じように教えられる先輩になりたいです!

1日のスケジュール

8 : 10

出勤、機械の稼働準備

バスの時間によって多少前後しますが、だいたい8時頃に会社に到着します。着替えを済ませた後、まずは機械の電源を入れるなど、稼働の準備を進めます。

8 : 30

朝礼/ラジオ体操

上司からの連絡事項を確認し、日ごとに順番でスローガンを読み上げます。晴れた日には、ラジオ体操も行います。

8 : 40

作業

朝礼後、持ち場に戻り、予定されていたセンタレス研磨作業や万能研削盤、切断機での作業を進めます。同じ作業でも、機械の調子によってはスムーズにいったり、なかなか進まなかったりの毎日ですね(笑)。

12 : 00

昼休み

12 : 50

作業

基本的には午前中の続きを行います。時々先輩の作業を手伝うこともありますが、私たちの研磨や切断といった加工作業は、一度機械を稼働させたら、集中して作業を進める必要があります。

15 : 00

休憩

15 : 10

作業

引き続き、センタレス研磨を中心に、万能研削盤や切断機を使って作業に集中します。

17 : 40

終業点検/退社

作業が終わったら機械の電源を切り、終業点検を行います。砥石にゴミや汚れが付着していないかの点検や、機械の清掃などをして、翌日の作業がスムーズに進められるよう準備を整えます。
退社後は、帰りに寄り道することもあります。地下鉄で大須まで行き、「新しいお店ができているかな?」と、ぶらぶら散策したりすることも(笑)。時間を有効に使って気分転換しています。

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