緊張の会社見学で見えた、働く人の姿

高校3年生の就職活動の時期、担任の先生から「この日までに会社見学先を決めなさい」と言われていたのですが、なかなか決められず…。期限ぎりぎりになって「まだ決まってないです」と半泣きで相談したのが、湯浅糸道工業との出会いでした(笑)。
先生から、湯浅糸道工業の副社長が高校の卒業生で、以前から学校とのつながりもあると聞き、「じゃあ行ってみます!」と会社見学に参加することになりました。


それまで会社説明会などにも参加した経験がなく、自分から会社へ行くのも初めて。当日は吐きそうなくらい緊張していました(笑)。会社という場所にも、なんとなく「空気が重くて怖そう」というイメージを持っていたんです。
でも、実際に訪れてみると印象はまったく違いました。社員の皆さんがとても穏やかで、楽しそうに会話をしている姿も多く、「思っていた会社と全然違うな」と驚いたのを覚えています。

 

見学では、製造部門の先輩社員との座談会や、実際に機械を操作している現場も見せてもらいました。私は高校の機械科で旋盤やフライス盤などを学んでいたので、見覚えのある機械もあり、「学校で勉強していることとつながっている」と少し安心しました。

しかし、研磨機を扱う姿や、部品を細かく調整しながら加工する姿を間近で見て、学校の実習とは違う緊張感も感じました。先ほどまで笑顔で雑談していた先輩たちが、仕事になると一気に真剣な表情になる。その姿を見て、「やっぱりプロだな」と思いました。

 

明るく話している時の姿と、仕事に真剣に向き合う姿。そのギャップを目の当たりにして、初めて「これが働くということなんだ」と感じた会社見学でした。

同期がいるから、安心して頑張れる

同期がいるというのは、やっぱり心強いですね。新入社員として同じ立場の仲間がいるだけでも、「自分一人じゃない」と安心できます。

今でも月に1回くらい、同期だけでお昼を食べに行っています。行き先は会社近くの「マクドナルド」や「すき家」が多いですね(笑)。その時は、「今こんな仕事をしてるよ」と近況を話したり、プライベートの話をしたりしています。
特に、同期がどんな仕事を任されているのかを聞くと、「自分も頑張ろう」と思えて、良い刺激になります。

新入社員研修で印象に残っているのは、第3工場で旋盤やボール盤を使った時です。私は高校の機械科で旋盤を経験していたので、少し懐かしい気持ちで研修を受けていました。

その場では、旋盤を触ったことがあるのが自分だけだったので、先輩社員から「先にやってみて」と言われて、みんなのお手本として操作することに。周りから「おお~」と声が上がって、少し気分が良かったですね(笑)。高校で学んだことを活かせたのもうれしかったです。

同期と一緒にいろいろな現場を見て、体験できた新入社員研修は、今振り返っても楽しい思い出です。

少しずつ上達を実感できる、ものづくりの仕事

高校では機械を扱う授業が多かったので、入社後も機械の使い方は比較的スムーズに覚えられたと思います。

現在は、めっき製品の下処理として、表面を整える「液体ホーニング」という作業を担当しています。すりガラスのような均一な仕上がりにしていく作業です。作業としては手作業のため、表面が荒くなったり、ムラができたりすることも多々ありました。しかし、先輩が加工した製品を見ると、仕上がりは均一でとても滑らか。
そこから、先輩の作業を見たり、自分の仕上がりと見比べたりしながら少しずつ覚えていきました。この3~4か月だけでも、「前より上手くなっているな」と感じることが増えています。

今では、完成した製品を先輩に確認してもらって、「問題ないね」と言ってもらえるところまできました。

 

自分が手がけた製品が実際にお客様のもとへ届き、その先でものづくりに使われていくと思うと、やっぱりうれしいですね。まだ「自分が作ったもので本当に大丈夫かな」と思うこともありますが(笑)、自分の仕事が形として残ることや、技術の上達を実感できることは、ものづくりの仕事ならではの面白さだと思います。

「先輩の存在が、失敗を恐れず挑む自分へ

「失敗が怖い」から、「まずやってみよう!」へ

以前の私は、とにかく失敗すること恐れていました。中学や高校の頃も、「失敗したらどうしよう」「失敗したら恥ずかしい」と考えてしまい、やる前から避けてしまうことが多かったんです。

でも、社会人になるとそうはいきません。仕事では初めての作業でも、「次はこれをやってみよう」と任せてもらう。最初は怖くても、まずはやってみるしかない。
そうして挑戦してみると、意外と上手くできることもあって、「自分にもできるんだ」と思えることが徐々に増えていきましたね。

今では、「やる前から逃げるのではなく、まず挑戦してみよう!」と思えるようになったことが、入社して一番大きく変わったところだと思います。以前よりも、小さな失敗を必要以上に引きずらなくなり、精神的にも少し強くなれたと感じています。

失敗しても、次につながるように教えてくれる

ホーニングの仕事を覚える中で、直属の先輩の存在はとても大きいです。

作業でうまくいかなかった時も、怒られるのではなく、「次はこうしてみたらいいよ」と、次につながる形で教えてくれます。時には「自分も昔、同じような失敗をしたよ」と話してくれることもあり、必要以上に落ち込まずに済みました。
また、良い仕上がりと悪い仕上がりの製品を実際に見せてくれながら、「ここが違う」と具体的に教えてくれるおかげで、自分でも少しずつ判断できるようになってきました。

失敗を責めるのではなく、どうすれば次はうまくできるかを丁寧に教えてくれる。そんな先輩の指導があるからこそ、「もっとやってみよう」と前向きに仕事へ取り組めています。

「一緒に行く?」の一言が、本当にうれしかった

先輩との関わりで、特に忘れられない出来事があります。

入社して間もない頃、東京への社員旅行がありました。旅行前の親睦会の時、自由行動の予定をみんなが話している中、私は誰とどこへ行くかも決まっておらず、一人さみしくぼーっとしていたんです。すると、製造1課のT.I.さんが「T君はどこ行くの?」と声をかけてくれました。「まだ何も決まってないです」と答えると、「じゃあ、僕ディズニーランドに行くけど、一緒に行く?」と自然に誘ってくれて、チケットまで手配してくれたんです。

あの時は、本当に涙が出そうなくらいうれしかったですね。その社員旅行をきっかけに、T.I.さんとの距離も一気に縮まりました。

振り返ると、私がここまで変われたのは、仕事そのものだけではなく、こうした先輩たちとの日々の関わりがとても大きかったと思います。
新しいことに挑戦する勇気をもらったり、失敗しても前を向けるようになったり。自分にとって、先輩たちの存在は本当に大きいです。

1日のスケジュール

8 : 15

出社

バスで通勤しています。会社に着いたら、まず作業着に着替えて、一日の仕事に備えます。

8 : 30

ラジオ体操&朝礼

ラジオ体操の後、朝礼を行います。月曜日は4階の食堂に集まり、専務や部長などが交代で、仕事の話や世間のニュースについて話します。
その後は現場で、その日の作業内容や進め方を確認してから仕事を始めます。

8 : 40

ホーニング業務

午前中は、手作業によるホーニングが中心です。
湯浅糸道工業の製品の中でも特に出荷数の多い「ツイストストップホイール」は、専用の機械を使って処理することもあります。また最近では、長いバー状のめっき製品を担当する機会も増えてきました。

12 : 00

昼休み

お昼ごはんは、出勤途中にコンビニで買うことが多いです。ご飯ものにするか、パンだけにするかは、その日の気分次第ですね。
食堂には電子レンジや保温できる設備もあるので、オムライスなども温かい状態で食べられるのがうれしいです(笑)。

12 : 50

ホーニング業務の再開

午後も、午前中に続いてホーニング作業を行います。時には、セラミック製の部品を担当することもあります。
湯浅糸道工業は製品の種類が多いため、それぞれの形状や材質に合わせて、処理の仕方を工夫しながら作業しています。

15 : 00

休憩

15 : 10

ホーニング業務の再開

17 : 30

退社

17時30分のチャイムが鳴るまでは、できるだけ作業を進めています。チャイムの後に機械を止め、清掃や片付けをしながら、翌日の作業もイメージして準備を整えてから退社します。
最近はめっき製品の発注が多く、残業することもありますが、それでも18時前には終わることがほとんどです。

帰りにマクドナルドへ寄ることもあります。ポテナゲだけの日もあれば、ビッグマックをしっかり食べる日も(笑)。そのうえ家に帰って夕食も食べるので、先輩には少し驚かれました。
だいたい18時30分頃には帰宅できるので、家に帰ってからも自分の時間はしっかり取れています。

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湯浅糸道工業㈱は、次の100年に向け、共に会社の発展に取り組んでくれる仲間を募集しています。
安心して働ける環境を整え、皆さんをお待ちしています。